第37回クリーニングに関する情報セミナー
〜多様な商品展開がされている家庭用洗剤、あなたは何を選ぶ?〜
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クリーニングに関する情報研究委員会       
                   委員長 牛田 智(武庫川女子大学・教授)


  このセミナーではこれまで、商業クリーニング以外に家庭洗濯も取り上げてきました。衣料用洗剤は現在、数多くの商品が販売されており、漂白・除菌・柔軟・香りなどの効果をプラスした多様な機能を持った洗剤が展開されています。また、液体洗剤のシェアが拡大し、さらには超コンパクト液体洗剤も増えています。そのため、同じブランドに何種類もの商品があり、何が違うのか、どう使い分けたらよいのか、そのように多様な品種が存在するのはなぜか、といった疑問が生じます。
 粉石けんでの洗濯から合成洗剤による洗濯に変わり、洗剤に酵素が配合されたり、漂白剤が配合されたり、また、液体洗剤のシェアが増加したりしたことなどで、洗剤の選択肢は多様で多機能になりました。今回は、たっぷり時間をとって、衣料用洗剤の詳細を明らかにしたいと思います。現在販売されている多種類の洗剤の特徴を語っていただきますが、配合されている成分の役割や機能について、そもそも洗剤で汚れを落とすということはどういうことなのか、洗剤が発揮する様々な機能はどのような原理にもとづいているのかなどなど、基礎的なことや、ちょっとした疑問の解決につながるようなこともしっかりご説明いただきます。
 花王とライオンの看板商品である、アタックとトップは、長くトップブランドを維持していますが、様々な進歩・技術開発が為されてきています。その経緯も含め、アタック、トップを中心に語っていただきます。そして、洗剤をしっかり把握するとともに、多種多様な商品の違いは何か、どういう観点で選べばよいのか、ということにもつなげたいと思います。

[日時・会場](同一内容でのリピート開催)
2018年11月20日(火) 13:15〜16:50 大阪会場:ドーンセンター 4階大会議室3<終了しました。>
 (〒540-0008 大阪市中央区大手町1-3-49)
  交通アクセス: 京阪天満橋駅:地下鉄谷町線天満橋駅から東へ徒歩5分
2018年11月26日(月) 13:15〜16:50 東京会場:日本女子大学 新泉山館1階大会議室<終了しました。>
 (〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1)
  交通アクセス:
    JR山手線目白駅徒歩15分又は都営バス5分
     東京メトロ副都心線 雑司ヶ谷駅 徒歩8分
     東京メトロ有楽町線 護国寺駅 徒歩10分
[内 容]
13:15 開会挨拶(受付開始は、13:00)
13:20-14:50 1. 講演「アタックを語る」
   ・・・・・・・・・・・花王(株) ハウスホールド研究所 山田 勲
 アタックは、1987年にコンパクト粉末洗剤として発売されました。それまでの洗剤の箱の四分の一サイズで、スプーン1杯で洗えるということが、洗剤の概念を一新させました。その後、消費者のニーズに応えるべく、様々な改良が重ねられるとともに、新しいタイプの商品も生み出されてきており、現時点では、粉末3種、液体3種、濃縮液体2種が発売されています。これらの特徴や違いを、様々な配合成分の基礎的な解説とともに語っていただきます。

15:00-16:30 2. 講演「トップを語る」
  ・・・・・・・・・ライオン(株) 研究開発本部 ファブリックケア研究所 石塚 智貴
 ライオンを代表するトップは、1956年に発売されて以来、様々な進歩を遂げてきました。「酵素パワーのトップ」「部屋干しトップ」というように、その特徴をパッケージに大きく表示し、消費者を引きつけました。「酵素パワーのトップ」は、未来技術遺産に登録もされています。様々な特徴をもつトップについて、これまでの改良の歴史を振り返っていただくとともに、現在多種展開されている商品の特徴を解説していただきます。その中で適宜、洗剤の基本的な解説も加えていただきます。

16:30-16:50 3. 質疑応答(全般を通しての質疑応答)

〔定 員〕 各会場80名
〔参加費〕 会員:5,000円, 非会員:7,000円, 学生:2,000円

 過去のセミナーについては、クリーニングに関する情報研究委員会のページ