日本繊維製品消費科学会
2007年度年次大会の概要

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[期  日]2007年年6月16日(土),17日(日)の2日間 盛会のうちに終了しました。

[会  場]大妻女子大学(東京都千代田区三番町12)  アクセス
 ・JR中央線・総武線市ヶ谷駅下車 徒歩10分
 ・地下鉄東西線九段下駅下車(2番出口) 徒歩12分
 ・地下鉄新宿線・有楽町線・南北線市ヶ谷駅下車(A3出口)徒歩10分
 ・地下鉄半蔵門線半蔵門駅下車(5番出口)徒歩5分

第1日目 6月16日(土)<受付開始・・・9:00>
 ・第48回総会 (9:30-10:00)
   議案 1)2006年度事業報告、2)2006年度決算報告、3)2007年度事業計画、4)2007年度収支予算、5)2007〜2008年度理事、評議員、監事の選出 6)その他
 ・学会賞(論文賞)・奨励賞 贈賞式 (10:00-10:15)
 ・研究発表・技術レポート・製品開発紹介<A・B・C 3会場> (10:30-11:30、15:00-17:20)
 ・ポスター発表<図書館棟> (12:30-13:30)
 ・特別講演 「右と左と鏡の世界」 大妻学院理事長・大妻女子大学学長 佐野博敏 (13:45-14:45)
 ・企画発表 (15:00-18:40) 詳細
 ・情報交換会 (19:00-20:30)

第2日目 6月17日(日)<受付開始・・・8:30>
 ・研究発表,技術レポート・製品開発紹介<A・B・C 3会場> (9:00-11:30、16:20-17:20)
 ・企画発表 (14:55-17:50) 詳細
 ・ポスター発表<図書館棟> (12:30-13:30)
 ・特別講演 「ユビキタスネットワークと新社会システム」 (株)野村総合研究所 代表取締役社長 藤沼彰久 (13:45-14:45)

両日(開催時間内)  
 ・展示(スポーツ用品・アパレル・洗剤など)<図書館棟> (両日とも11:30-13:30を中心に)
 ・研究会・研究委員会活動レポート (両日とも11:30-13:30を中心に)

研究発表プログラム 
  A会場(PDF) B会場(PDF) C会場(PDF) ポスター発表(PDF) 
 
各会場と16・17日の両日程の時間配分表(Excel形式)

参加登録費
会  員 7,000円
非 会 員 10,000円
学生会員 4,000円
情報交換会会費 5,000円

参加登録費には,当日お渡しする研究発表要旨集の代金を含みます.研究発表要旨集のみの代金は2,000円です.

参加登録の申込
 参加登録申込書(Word形式)に必要事項をご記入の上,ファックス・E-mail・または郵送でお申し込み下さい.(当日の参加申込も可能ですが,出来るだけ事前にお申し込み下さい.)

送金方法 
 現金書留,郵便振替,銀行振込の何れかで送金して下さい.(参加費の事前振込にご協力下さい。)

参加証・領収証の発行
 参加登録受付後,参加証をお送りします.年次大会当日の入場に必要ですので必ずご持参下さい.郵便振替・銀行振込の場合は,郵便局・銀行の窓口で発行される払込票をもって領収証に換えさせて頂きます.


【PC‐液晶プロジェクター使用に関して】(2007.5.22 掲載)
1.PCでの発表はパワーポイントで行なってください.
 各会場ではOffoce2000 Office XP Office2003のパワーポイントのいずれかに対応できるPCをセッティングしてあります.ソフトの指定はできかねますので,ご了承下さい.上記のWindows対応でお願いします.

2.発表原稿はUSBフラッシュメモリー,またはCD-Rに入れてお持ち込み下さい.
  CD-Rは,ISO規格に準拠の形で焼き付けて下さい.バケットライディング(FDと同じように読み書き出来る)は避けて下さい.

3.発表時間の予備時間がありませんので,PCは必ず会場設置のものをご使用下さい.ご持参された
PCは使用しないで下さい.

4.1会場では,2台のPCをセッティングしておりますので,前の方の発表の間に,USBフラッシュメモリー,又はCD-Rからもう1台のPCにインストールをして下さい.

5.MAC対応も出来かねますので,ご容赦下さい.


【ポスタ−発表について】(2007.5.22 掲載)
1.ポスタ−・展示会場:大妻女子大学図書館棟 生活科学資料館 (口頭発表は、大学校舎A棟です)
2.展示内容:ポスタ−掲示と企業製品紹介の展示スペ−スがあります。
3.掲示・展示時間
 16日(土)、17日(日)ともに11:30〜13:30の2時間です。
  11:30〜12:30  ポスタ−・展示会場をオ-プンするとともに昼食時間ともします。
  12:30〜13:30  ポスタ−・展示会場をオ-プンし、「ポスタ−発表時間」とします。

  ポスタ−発表時間は、両日とも12:30〜13:30とします。但し、ポスタ−・展示会場は、昼食時間の11:30〜来場者を受け入れますので、その日の発表者は11:30から会場に来られた方に説明して貰ってもかまいません。口頭発表会場からポスタ−・展示会場は、数分ほど離れた場所にありますので上記の運営に致します。ポスタ−発表の時間帯は口頭発表をしておりませんので、2日間とも昼食前後、参加者のほとんど全員がこの会場に来てくれるように誘導します。

4.ポスタ−製作についての留意点:
  発表者に送付済のポスタ−発表レイアウト例に従って製作して下さい。<レイアウト例:Wordファイル
  1枚ものでもA4サイズを何枚も作って貼って貰っても自由です。
  押しピンは用意しておきます。
  各自のポスタ−NO.(P-1とかP-15 とか)タイトル・所属・発表者・共同研究者氏名もレイアウト例に合わせて作成して下さい。

5.掲示作業時間:
 掲示場所P-1からP-28 まで確保しておきますので,指定された場所に貼って下さい。2日間とも掲示は可とします。作業時間は、前日の場合は15日(金)15:00〜17:00 16日(土) 17日(日)発表当日の場合は、会場がオ−プンになる前9:00〜11:30までには作業を完了させて下さい。

6.発表について:
 ポスタ−発表者は指定された日の12:30からポスタ−会場の入口付近で座長の誘導に従って、マイクを使って1人1分間スピ−チで要旨を皆に知らせます。その後は、自分のポスタ−が掲示されてある場所で説明をして下さい。可能な方は2日間ともポスタ−掲示して聴衆への対応をして下さい。

7.撤去について
 17日(日)13:30を過ぎれば聴衆はいなくなると思いますので、見計らって 撤去して頂いて結構です。17時までに各自の責任で行なって下さい。但し、2日間掲示して欲しいが初日のみで帰るので撤去出来ない場合は、消費科学会事務局に申し出て下さい、処分の場合のみ対応致します。 

【昼食に関して】 (2007.5.22 掲載)
 大妻女子大学付近はオフィス街ですので,土・日,飲食店は休日が多くなります.そのため年次大会期間中,大妻・アトリウム売店「ベーカリー風月」さんに昼食の対応をして頂くことになりました.午前中に受付で予約して頂いた方には,軽食(オーブンサンドセット,スパ・スープ,ハイクラスサンドイッチ,サラダ飲み物各種)をご提供出来るようにさせて頂きます.土曜日は学生さんもアトリウムでの昼食となりますので,時間差昼食のご協力をお願いします.


企画発表の詳細

「人間生活をサポートする高機能サニタリー製品」企画発表
   6月16日(土)<A会場>15:00〜16:00 <オーガナイザー 日本女子大学 大塚美智子>
 人は生を受け高齢に至るまで何らかの形で、サニタリー製品を使い続けている。その使用期間は長期におよび、高齢社会の今日、その存在意義はますます大きくなっている。近年、サニタリー関連企業各社では、高度な機能性や快適性の追究に凌ぎを削っており、その主材料である不織布に要求される性能も多岐にわたり、高度なものである。本企画では不織布の研究開発を進めてこられた矢井田修氏に広い立場から基調講演をいただく。引き続いて、保湿不織布開発のご講演をいただき、"製品開発の現場から、「吸水下着スリムウェア」の開発経緯を、ユニ・チャーム(株)田上悦子氏が、サニタリー製品の快適性を評価する立場から薩本弥生氏に発表頂き、紙おむつの開発動向を探っていく。


「洗濯機の現状と今後の方向性〜新たな産学連携に向けて〜」企画発表
   6月16日(土)<A会場>16:10〜17:10<オーガナイザー 横浜国立大学 大矢 勝>
 洗濯機および洗濯乾燥機の今後の展開を視野に入れて、特に新たな洗浄機構の可能性の視点から検討する。まず日本電機工業会(日本建鐵株式会社・香内由美子氏)より最近の洗濯機の動向についての講演が行われた後、大学側から大矢が洗濯機以外の種々の洗浄技術についての分類体系や注目すべきメカニズムについての発表が行われる。最後に小林政司氏(大阪樟蔭女子大学)の進行により今後の新たな洗濯機の洗浄機構の可能性について自由にフロアディスカッションを行う。「洗濯機の開発」をテーマに産業界と学会・大学との新たな連携を探る手掛かりにしたい。


「次世代の着装シミュレーションを探るその2」企画発表 
   6月16日(土)<A会場>17:20〜18:40<オーガナイザー:奈良女子大学 今岡春樹>
 着装シミュレーションの研究が始まって25年が経過した.日本では世界をリードする商用の製品が2社から販売されている.衣服設計のツールとして考えられた着装シミュレーションであるが,近年平面展開やドレーピングなど新しい方向に進展している.企業と研究所・大学から第一線の研究者が集まり白熱した議論を展開する.今回は昨年度に続いてその2回目である。(株)テクノア後藤氏,デジタルファッション(株)坂口氏,パイオニアの一人である奈良女今岡氏,若手で活躍する東大五十嵐氏の弟子森氏が参加予定である.衣服と関わるCADメーカー,アパレル,試験所,研究所,大学の皆さんご来聴をお待ちしている.

「3次元洋服データを利用した続き柄システム」
  ・・・(株)テクノア ○後藤 大介、佐伯 好朗
  ・・・テクノコリア  金 星兒

「姿勢適応型衣服設計方法の開発」
  ・・・デジタルファッション(株) ○坂口 嘉之、神原 敦
  ・・・デジタルヒューマン研究センター 川地 克明、持丸 正明    

「針金に紙を貼り付ける場合の自己交差問題」
  ・・・奈良女子大学 ○今岡 春樹、伊藤 海織

「ぬいぐるみ作成のためのインタラクティブな型紙デザイン」
  ・・・東京大学 ○森  悠紀、五十嵐 健夫、

「スポ−ツ」企画発表
   6月17日(日)<A会場>14:55〜16:15<オ−ガナイザ−:(株)デサント 清嶋 展弘、(株)ゴ−ルドウィン 大場 眞知子>

「肩の運動機能性を向上させるウエアの開発」
  株式会社アシックススポーツ工学研究所 人間特性研究チーム ○高本 義国

 本ウエアは、背面にひし形の高弾性生地を組み込むことにより、肩甲骨を適正な位置に保持し、肩関節の可動範囲を拡大させる。スポーツ活動においては、ランニングの腕振り、バレーボールのスパイクなどのパフォーマンス向上、生活活動においては、姿勢のくずれや肩周辺筋肉の緊張の緩和が検証されている。


「登山用サポートタイツ"BIOTEX"の開発」
  株式会社ゴ−ルドウインテクニカルセンタ−アウトドアグル−プ商研二 チ−ムリ−ダ− ○金田 次弘

 登山の登りでは心拍数や呼吸などの循環器系への身体負荷が大きいが、事故やトラブルは疲労が蓄積し、また下肢への負荷が大きい下山時に多く発生している。これらの登山活動中の身体負荷に関わる要因を踏まえ、下肢の筋疲労を抑え、膝周辺部への負担を軽減し、登山を快適にサポートするために開発されたタイツを紹介する。

「セーフティウェアの開発/赤外線透過撮影防止水着と耐切創防止スケートウェア」
  株式会社デサント企画開発室 商品開発課 参事 ○板垣 良彦 
 
 スポーツウェアは、色々な開発手法を用いて新製品を開発している。この開発手法を新しいニーズの製品開発に応用し、成功した事例について、今回は、スポーツウェアに於ける安 全性に視点を置き、開発した赤外線透過撮影防止(透撮)水着と耐切創防止ショートトラックスケートウェアにて解説したいと思う。

「3D-CGを用いた競泳水着の開発」
  ミズノ株式会社 商品開発本部 研究開発部研究開発課 ○島名 孝次

 弊社では独自に開発した3D-CGを用いたウエア設計手法を利用し、特に機能性が求められるウエアの開発を進めてきた。この設計手法は、人体を模した3D-CGに動作を行わせた際の皮膚歪みをシミュレーションし、ウエアの設計に活用するものである。本報告では、この設計手法を競泳水着の開発に適用した事例を報告する。


「衣服のユニバーサルデザイン」企画発表
   6月17日(日)<A会場>16:20〜17:50<オーガナイザー 実践女子大学 高部啓子>
 ユニバーサルデザインという概念が使われるようになって久しい。個人の体形や寸法、好みに合わせて着用される衣服に、ユニバーサルデザインは成り立つのであろうか。今まで多様な観点や解釈からさまざまな取り組みが行われてきた。独立法人産業技術総合研究所の小野栄一氏にこれまでの取り組みの紹介と近未来の可能性について、学会会員からは衣服の動作適応性の観点、衣服選択の観点から最新の研究を発表いただき、衣服のユニバーサルデザインについて議論を深めたい。アパレル企業、消費者センター、試験所、大学、研究所等から多くの皆さんの参加をお待ちしている。

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詳細は、学会事務局にお尋ね下さい。