「持続可能な社会における生活と商品」研究委員会
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 2008年9月19日(金)の「持続可能な社会のあるべき姿と生活・消費を考える」をテーマとした、消費科学シンポジウム(→詳細)を受けて、本委員会が立ち上がり、定期的なセミナーを下記のように開催しています。今後の開催が決まれば学会行事のページでお知らせします。
 
学会行事のページ


 
第2回「持続可能な社会における生活と商品」研究委員会セミナ−

  「持続可能な社会における生活と商品」研究委員会は、昨年9月に開催された「持続可能な社会のあるべき姿と生活・消費を考える」をテーマとした消費科学シンポジウムを契機として、「持続可能な社会」の意味を正しく理解するとともに、その社会における生活と商品のあるべき姿を考えるために誕生しました。
 本研究員会では、地球環境に関連する内容を第一人者の方からじっくりとお話を聞くセミナーを企画し、第1回(本年3月)は、「本物のオーガニックコットンとは」と「環境配慮型ユニフォームの考え方」の衣服に関する2つのお話を伺いました。
 第2回は、CO2の発生を削減あるいは抑制する取り組みに関する2つのテーマを取り上げました。1つは、資源問題が重要な課題である時代背景の下で注目されている、植物由来のバイオプラスチックであるポリ乳酸です。講師は、ユニチカ在職中から20年以上にわたってポリ乳酸繊維の開発に携わっておられる望月政嗣氏です。もう1つは、一般家庭で排出されるゴミのうち体積で約60%、重量で約25%を占める包装容器の使用量を少なくする取り組みです。講師は、この課題に積極的に取り組んでおられる花王の稲川義則氏です。

[日 時] 2009年8月27日(木)13:30〜16:45 <終了しました>
[場 所] ドーンセンタ−(大阪府立男女共同参画・青少年センタ−)
  大阪市中央区大手前1−3−49 TEL: 06-6910-8500
  (京阪天満橋駅・地下鉄谷町線天満橋から東へ徒歩5分)
[内 容]
13:30〜15:00(うち質疑応答30分)
 講演1.「ポリ乳酸の現状と将来展望」―ポリ乳酸繊維を中心に―
             …………………………………………………… 京都工芸繊維大学 望月 政嗣
 ポリ乳酸の環境負荷低減効果をライフサイクルアシスメント(LCA)ベースで客観的、定量的に明らかにするとともに、ポリ乳酸がもつすべての成形加工分野における汎用プラスチックとしての可能性に関し、最新の技術、製品開発動向を紹介します。
             
15:15〜16:45(うち質疑応答30分)
 講演2.「花王の包装容器」―環境調和との取り組み―
           ………………………………………………花王(株) 包装容器開発研究所 稲川 義則
 一般消費財メーカーにおいては、環境に配慮した包装容器設計が必須です。花王がこれまでに環境に配慮して取り組んできた包装容器関係について、その内容を説明します。

[定 員]50名
[参加費]会員3,000円,非会員 4,000円,学生 1,000円 円


 
第1回「持続可能な社会における生活と商品」研究委員会セミナ−

 地球環境問題が深刻化し、持続可能な社会の実現に向けての取り組みが本格化しています。地球規模での枠組みづくりと同時に、一人一人が日々の生活はどうあるべきかを真剣に考える時期にあります。本学会では、「持続可能な社会」の意味を正しく理解するとともに、その社会における生活と商品のあるべき姿を会員の皆さんとともに考えるために、このたび「持続可能社会における生活と商品」研究委員会を設立しました。
 第1回のセミナーは、環境を配慮した商品を早くから企画・生産・販売しておられる2社の方を講師に招き御講演いただきました。お話をじっくりとお聞きするとともに、質疑応答の時間を十分確保して有益な意見交換ができました。

[日 時] 2009年2月27日(金)13:30〜16:45 <終了しました>
[会 場]大阪府立女性総合センタ−(ド−ンセンタ−)5階 セミナー室 
  大阪市中央区大手前1−3−49 TEL: 06-6910-8500
  (京阪天満橋駅・地下鉄谷町線天満橋から東へ徒歩5分)
[内 容]
13:30〜15:00(うち質疑30分)
 講演1.「本物のオ−ガニックコットンとは」 〜オ−ガニックコットンは何故地球環境に優しいか〜
 日本のオーガニック繊維製品はごまかし偽装が多く,証明出来るものが大変少ない状況です.農場の証明だけで,オーガニック製品と謳うのは法律違反で,本物は“製品の認証”が不可欠なのです.ソフト,ハード両面から消費者の立場にたったものづくりをご案内します.              
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(株)ハ−ト 代表取締役 山岡 俊文

15:15〜16:45(うち質疑30分)
講演2.環境配慮型ユニフォームの考え方―ユニフォームリサイクルと服育―   
  チクマのユニフォームリサイクルの紹介を通して「廃棄物とリサイクル」「リサイクルシステムの法的側面」「ユニフォームのLCA」「繊維の燃焼によるCO2排出量」などの課題を説き明かしていきます.またチクマが何故服育活動を行うのか?チクマの環境コミュニケ−ション活動をご紹介します。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(株)チクマ 環境推進室室長 前田 良治

[定 員]50名
[参加費]会員3,000円,非会員 4,000円,学生 1,000円

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