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学 会 行 事
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 主な学会行事としては、例年6月に行われている年次大会(総会・研究発表・講演など)クリーニングに関する情報セミナー快適性・健康を考えるシンポジウム、、サステナブルファッション研究委員会の行事ファッション造形学セミナー消費性能試験法講習会消費科学講座見学・研修会実践アパレル講座各支部の行事、などがあります。

 このページでは、今後の学会主催の行事予定をお知らせします。学会誌3月号の会告の内容を反映しています。<2024年4月10日更新>

ファッションワールド東京に当学会のサステナブルファッション研究委員会として参加<2024年4月17日>
第67回 快適性・健康を考えるシンポジウム-ヒトを測る-<2024年4月19日、京都>
日韓共同シンポジウム<2024年5月10日、オンライン開催(現地での発表も可能)>
第51回消費科学講座「天然皮革と合成皮革・人工皮革の基礎と応用~どっちがエコ?~」<2024年5月13日、大阪・オンライン併用>

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ファッションワールド東京における
当学会のサステナブルファッション研究委員会の企画(特別講演)
「私たちのファッションの未来図~未来を描くマーチャンダイジングと店舗戦略~」


〔イベント名〕第11回ファッションワールド東京・春 特別講演
〔主催〕RX Japan(株)
〔日時〕2024年4月17日(水)15:15~16:15
〔会場〕東京ビッグサイト
〔内 容〕
  日本女子大学、大妻女子大学の学生4名が日常のリアルな購買行動と志向性などについて報告し、企業側は、クリエイティビティ、デザイン、素材を含めた、これからのマーチャンダイジングのあり方、そしてリアルとネットの融合を含めたデジタル環境下でのチャネルのあり方について提起する。双方の熱い議論を通じて、ファッションの未来について考えていく。

〔講師・参加者〕
1.(一社)日本繊維製品消費科学会・サステナブルファッション研究委員会委員 /大妻女子大学 家政学部被服学科 教授 吉井 健
2.(株)アダストリアR&D本部 R&D本部長 兼 チーフクリエイティブディレクター 野田 源太郎
3.三井不動産(株)商業施設本部 商業施設運営一部 イノベーション推進グループ 技術統括 越智 将平
4.日本女子大学家政学部被服学科学生2名
5. 大妻女子大学家政学部被服学科学生2名

〔参加費〕無料(事前申し込み制) 申込先はこちら


第67回 快適性・健康を考えるシンポジウム
-ヒトを測る-

 第67回のシンポジウム5年ぶりに対面での開催を予定しています。テーマは「ヒトを測る」とし、人の快適性や健康に関連する最新の評価技術やその事例研究について紹介したいと思います。
コロナ禍はようやく終息の傾向がみられますが、この間、社会環境は大きく変化してきました。研究、開発においてはサステナブル視点での研究、開発が多く見られますが、市場における新しい機能商品はやや勢いがないようにも感じられます。一方で、大学、企業において新しい研究の芽は日々進んでいると思われます。
新しい研究、商品開発には視点の新しさや新規な評価技術、幅広い分野の皆様との交流が大きなヒントになります。このシンポジウムの大きなテーマである「ヒトの快適、健康につなげる」ために、今回は、まず新しい視点でヒトを測ることに焦点をあて、シンポジウムを企画いたしました。
 人間工学的な視点から感性、五感、また、新しい評価技術の試みと様々な角度からヒトを測ることについて知識と議論を深めていただき、そしてそれが快適性、健康に関連する研究、開発につながれば幸いです。皆様のご参加をお待ちしております。

〔日  時〕 2024年4月19日(金)10:00~17:00
〔会  場〕 キャンパスプラザ京都 4階第4講義室
     600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939
〔内  容〕 
(10:00~10:10)開会の挨拶

(10:10~11:20)基調講演1「人間拡張技術で創る快適で健康なくらしとしごと」・・・・産業技術総合研究所フェロー 持丸 正明
 人間拡張技術では、さまざまなウェアラブルセンサによって人の身体・心理状態を観測したり、また、それを通じて人に介入したりすることで、人の心身の状態を一時的に、恒常的に変容させることを目指している。人の心身状態を変容させることで、自らの健康維持増進に効果的に取り組み続けるようにしたり、業務の生産性を向上させたりすることができる。人間拡張技術の要素技術と実用例を紹介する。

(11:20~11:50)研究発表1「瞳孔・眼球運動に現れる脳の状態」・・・・中部大学理工学部 平田 豊
 「目は口ほどにものを言う」。近年、それを証明する神経科学の知見とヒトの状態推定への応用例が蓄積されています。瞳孔・眼球運動の制御には大脳皮質のみならず、小脳や脳幹などに広く分布する様々な神経核が関わっており、注意や覚醒など多様な脳の状態が瞳孔や眼の動き反映されます。本発表では。こうした瞳孔・眼球運動を指標とした、ヒトの状態モニタリング法について我々のこれまでの研究を中心に紹介します。

(11:50~12:50)昼食休憩

(12:50~14:00)基調講演2「五感工学とクロスモーダル技術がもたらす社会的インパクト」・・・・横浜国立大学 大学院環境情報研究院 岡嶋 克典 
 五感工学とは五感それぞれの特性を測定して工学的に応用する、または五感を意図的に刺激する技術の総称であるが、2つ以上の感覚を同時に刺激した際に生じる現象であるマルチモーダル効果と、ある感覚が他の感覚を変調させるクロスモーダル効果があり、それらの活用も重要である。今回は、視覚系を中心に五感工学とクロスモーダル技術について最近の知見を紹介するとともに、これらがもたらす社会的インパクトについて言及する。

(14:00~14:10)休憩

(14:10~15:20)基調講演3「計測を拒む美と快を測る~ハイパーソニック研究の実例から~」・・・・国立精神・神経医療研究センター 本田 学
  非破壊的に脳活動を観察する脳機能イメージングの発達により、さまざまな脳機能を計測し可視化することが可能になった。しかし、感情・感性、特に「美と快」などポジティブな感性に伴う脳活動の計測には、反応の個別性、計測に伴う不快感、感性脳反応の独特な時間特性など、多くの障壁が存在する。本講演では、計測されることを拒む「美と快」をいかに計測するか、耳に聞こえない超高周波音を豊富に含む音が、音や映像の美しさ快さを高める現象ハイパーソニック・エフェクト研究の実例を踏まえて紹介する。

(15:20~15:50) 研究発表2 「製品・サービス開発における人の快適性・機能性評価」・・・・ミズノ株式会社 田中 啓之
 弊社は創業から100年以上にわたり様々なスポーツにおける製品やサービスを開発している。近年はスポーツの定義を競技だけでなく働く人や日常生活の身体活動にまで拡大し、スポーツで人と社会を幸せにすることを目指して日々研究・開発に取り組んでいる。今回は、より良いパフォーマンスの発揮やトレーニング効果を高めることを目的とした、ヒトの動きや生体内の変化に対する科学的アプローチについて最近の開発事例を元に紹介する。

(15:50~16:00) 休憩

(16:00~16:45) 総合討論

(16:45~17:00) 閉会の挨拶・名刺交換会

〔参加費〕 会 員(学校) 9,000円,会 員(企業・団体・官公庁)13,000円,学生3,000円
   非会員(学校)13,000円,非会員(企業・団体・官公庁)17,000円,非会員(学生)3,300円
     ※会員は不課税,非会員は税込金額です。

〔申込み方法〕 参加をご希望の方は、こちらの申込フォームからオンラインでお申し込み下さい。
〔申込・問い合わせ先〕 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
  〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
  TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail  

日韓共同シンポジウム
Japan Research Association for Textile End-Uses—KSCT Joint Symposium
In conjunction with the 2024 ICCT Conference
" Circular Fashion and Textile Science "


 本シンポジウムは,韓国衣類学会(The Korean Society of Clothing and Textiles)が主催するICCT2024(2024年5月10・11日)において,韓国衣類学会と日本繊維製品消費科学会(The Japan Research Association for Textile End-Uses )が共同で開催する国際会議です。テーマを「Circular Fashion and Textile Science」としておりますが,両国の繊維製品に関する研究発表を広く募集いたします。日本繊維製品消費科学会の皆様のご参加をお待ちしております。 詳細は以下の通りです。

〔共 催〕韓国衣料繊維協会(KSCT),日本繊維製品消費科学会
〔会 場〕バーチャル(オンライン開催,現地での発表も可能(韓国・済州島))
〔日 時〕2024年5月10日(10:50~12:30)
〔テーマ〕 Circular Fashion and Textile Science
〔シンポジウム共同座長〕
  慶北大学校 孫 秀英(スヨン ソン)
  京都教育大学 深沢 太香子

〔参加登録費および支払い方法〕
・参加費:USD30(オンライン参加の場合,現地参加の場合はUSD150~(非会員参加料))
・支払い方法:会議のWebサイト(https://www.icct2024.org/)にアクセスしてPAYPAL利用(参加者ごとに支払ってください.複数人のまとめ払いは不可)

〔研究発表要旨作成方法〕
・表紙:研究タイトル、著者名、所属、連絡先情報(住所、電話番号、電子メールアドレス)
・抄録の本文は、参考文献を含めて2ページ以内
・A4サイズの用紙、2.5cmの余白4辺、Times New Romanのフォント、フォントサイズ11、シングルスペース
・すべての要旨はダブル・ブラインド・ピアレビュー(double-blind peer review)方式の査読あり

〔締め切り及び通知〕
・アブストラクトの提出期限:2024年2月15日
・受理通知:2024年2月15日から2月28日まで
〔提出方法〕
・表紙と要旨を提出
・日本繊維製品消費科学会からの著者: 宛てに電子メールを送付

詳細については、会議のWebサイト(https://www.icct2024.org/)にアクセスし確認ください.ご不明な点がある場合には、韓国・慶北大学校 孫 秀英 ( ,日本語可) 宛でメールにて問い合わせください。


第51回消費科学講座
「天然皮革と合成皮革・人工皮革の基礎と応用~どっちがエコ?~」


 動物から採取される皮革はその希少性的価値や特有の見た目,触感はまさしく本物の証であり,根強いファンも多く,人気の高い素材である.人間が食肉を続ける以上,動物の副産物(天然皮革)を生かすことは、その命を受け継ぐことである.一方で生産量が安定しない,品位が均一でない,高価になりやすい,動物愛護の観点で賛否があるなどの課題がある.一方,天然品を模して人工的につくられる皮革が近年ますます注目を浴びている.人工的につくられるため生産量や品位が安定し,まとめて生産することで価格も抑えられる.動物愛護の観点からもエシカルな素材として人気が高まってきている.
 皮革は,用途としてジャケットやパンツなどの衣料品をはじめ,靴やバッグなどの雑貨類,ソファーやクッションなどのインテリア関連,カーシートなどの自動車内装材関連と幅広い分野で使用されており,今後もますます注目を集める素材になる.天然品と人工品のどちらが優れているということではなく,それぞれに長所と短所があり,目的や用途に応じて使い分けられる必要がある.今回は,天然皮革と合成皮革・人工皮革を基礎から最新の事例までを学び,天然皮革から見た「エコ」の意義,合成皮革・人工皮革から見た「エコ」の意義の両方を考え,皆さんと一緒に双方の素材の特性や利用に関する課題、可能性などを学ぶ機会としたい.

〔日 時〕2024年5月13日(月)10:10~16:20
〔会 場〕大阪産業創造館 5階 研修室A・B、オンライン併用(Microsoft Teams使用)
     (大阪市中央区本町1-4-5 TEL 06-6264-9808)
〔交通案内〕Osaka Metro 中央線「堺筋本町」駅下車 1号出口から徒歩約5分
Osaka Metro 堺筋線「堺筋本町」駅下車 12号出口から徒歩約5分
〔内 容〕
(10:10~10:20)開会の辞

(10:20~11:30)基調講演1)「人工皮革・合成皮革の基礎知識と新たな環境課題について」
   …………京都女子大学 榎本 雅穗
 人工皮革・合成皮革は,衣料・靴・カバン等のファッション素材や,家具・車両を含めたインテリア素材として広く用いられている.本講演では,天然皮革との違いからはじまり,人工皮革と合成皮革の構造,それらに使われるポリウレタン樹脂の組成,物性,劣化について解説すると共に,最近の水系,無溶剤などの環境対応レザーや,ヴィーガンレザーについても解説する.

(11:30~12:40)基調講演2)「実は、革ってサステナブル」
   ………… 一般社団法人日本皮革産業連合会  吉村 圭司
 革(leather,レザー)は,太古の昔から使われており,人類最古のアップサイクル素材と言われており,靴,衣料,バッグ類,家具,カーシートなどに現在でも使われている.本講演では,革がなぜ今でも使われているかを紹介しながら,革のサステナブルについて考えてみたい.

(12:40~13:50)昼食休憩

(13:50~14:30)事例紹介1)「人工皮革のロングセラー<クラリーノ>の環境課題への取り組み」
   …………株式会社クラレ  芦田 哲哉
 人工皮革<クラリーノ>が上市されてすでに60年近くが経過した.商品サイクルの変化が激しい世の中にあって,人工皮革はさらに進化を続けており,世界での需要は拡大している.本講演では,人工皮革の歴史,用途,製造方法,特徴といった基本事項と,最近の環境問題に関する課題への取り組みについて解説する.

(14:30~14:40)休憩

(14:40~15:20)事例紹介2)「これからのサステナブルな革づくりとは?」
   …………株式会社 山陽 塩田 和也
 革って本当にエコなのか?このような疑問を持たれる方が多いと聞く.太古の昔より人々の身近にあった革が何から,どのように作られているのか?創業110年超えて革を作り続けている山陽におけるものづくりと最近の皮革業界におけるサステナブル革づくりとは.また,それらを認証する国際的認証機関LWG(レザーワーキンググループ)についてなど,革への疑問についてお答えする.

(15:20~15:30)休憩

(15:30~16:10)事例紹介3)「エシカルレザーSobagniを通じて実現したいこと」
   …………共和レザー株式会社 中村 美由紀
 共和レザーは自動車内装シート材OEMメーカーとして80余年合成皮革を製造してきた.
この度,新しいモノづくりを進めるにあたり,お客様により近いところで,多くのお客様の声を直接伺いたいという想いから2021年「Sobagni(ソバニ)」を立ち上げた.今回は,私どもの素材や取り組みについて紹介する.

16:10~16:20 閉会の辞

〔参 加 費〕会 員(学校)9,000円,会 員(企業・団体・官公庁)13,000円,会 員(学生)3,000円
  非会員(学校)13,000円,非会員(企業・団体・官公庁)17,000円,非会員(学生)3,300円
  ※会員は不課税,非会員は税込金額です

〔申込方法〕参加をご希望の方は,こちらの申込みフォームより必要事項を記入してお申込みください. 
〔参加方法〕会場開催を予定しています.詳しい参加方法は,参加申し込みいただいた方にメールでご案内します.
〔申込・問合せ先〕 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
  〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
  TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail  

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各行事の詳細は、学会事務局まで

 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
  〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
  TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail