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学 会 行 事
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 主な学会行事としては、例年6月に行われている年次大会(総会・研究発表・講演など)クリーニングに関する情報セミナー快適性・健康を考えるシンポジウム、、サステナブルファッション研究委員会の行事ファッション造形学セミナー消費性能試験法講習会消費科学講座見学・研修会実践アパレル講座各支部の行事、などがあります。

 このページでは、今後の学会主催の行事予定をお知らせします。学会誌1月号の会告の内容を反映しています。<2025年1月28日更新>

第51回消費性能試験法講習会~「寝具の快適性や睡眠への影響及び評価試験法」~<2025年2月21日、大阪>
2024年度研究談話会(東海支部)<2025年2月26日、名古屋>
第53回消費科学講座「新たなアパレルパーツの可能性と商品知識」<2025年3月7日、大阪・オンライン併用>
第69回 快適性・健康を考えるシンポジウム(予告)-「情動 ~快・不快~と行動」-<2025年4月25日、京都>

各行事の申込先に、e-mailアドレスを記載している場合がありますが、迷惑メールの原因とならないよう配慮しています。(アドレスを単純なテキストとして載せるのではなく、特殊な記述方法を採用しています。)

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第51回消費性能試験法講習会
~「寝具の快適性や睡眠への影響及び評価試験法」~

 
 現代社会において「睡眠」は健康と生活の質を左右する重要な要素です.寝具の品質や快適性が睡眠に与える影響は大きく,これを正確に評価することは繊維業界における商品開発や改善に不可欠です.今回は,寝具の快適性や睡眠への影響及び評価試験法をテーマとして企画しております.
 座学では,寝具の快適性や睡眠への影響に関する最新の研究成果と技術的知識を提供します.専門家による講演を通じて,製品開発や検証に役立つ知見を深めます.
 実習では,実際に使用される試験方法を体験し,具体的な品質評価の技術を学びます.特に,快適性や耐久性の試験法を実際に目で見て触れることで,理論と実践を結びつける機会を提供します.実習では少人数のグループ毎で実施します.実習は詳細な説明と質疑応答を含む120分で行われ,実践的な理解を促進します.
以上のことを受け,今年は,以下の項目に関し,わかりやすく解説し,実習していただきます.
(1)講習:寝具の快適性や睡眠への影響,睡眠・寝具の試験技術について解説
(2)実習1.(物性) : 通気性試験,中わたふき出し試験
     実習2.(快適性): 接触冷感試験,保温性試験
     実習3.(生活) : 繰り返し圧縮耐久性試験,反発性試験
 繊維関連の業務を担当しておられる幅広い方々に,繊維に関する基礎的で実用的な試験法を習得していただく消費性能試験法講習会を毎年実施しております.皆さまのご参加をお待ちしています.なお,同業他社の方は,ご参加をお断りする場合がございますことご承知おきください.

〔日 時〕 2025年2月21日(金)12:30~17:00  
〔会 場〕 (一財)ボーケン品質評価機構 大阪試験センター
   〒552-0021 大阪市港区築港1丁目6番24号
   交通:大阪メトロ 中央線 大阪港駅 東改札口6番出口 東へ徒歩5分
〔内 容〕
(12:30~12:40)開会の辞 
(12:40~13:40)講演1「寝具が睡眠に及ぼす影響」
   ………… パラマウントベッド株式会社 睡眠研究所 所長 木暮 貴政
 寝具に関する睡眠研究を概観する.寝返りしやすさ,寝心地,褥瘡予防,腰痛改善,高温・低温環境への適応,睡眠時呼吸状態の改善などに寝具が影響することが報告されているが,寝具の睡眠への効果も使用環境や使用者によって変化することに注意して研究成果を応用すると良い.

(13:40~14:40)講演2「寝具の快適性評価及び睡眠評価のための試験技術」
   ………… ユニチカガーメンテック株式会社 東京試験室 室長 尾崎孝典
 快適な睡眠の評価のための試験技術として、熱・水分移動特性(保温性、発汗シミュレーション他)やクッション性(体圧分布、寝姿勢他)、触感(湿感、接触温冷感他)、実用性能など、寝具や素材側からのアプローチ方法(物理的測定)と、脳波や心電図、呼吸代謝量、皮膚表面温度、発汗量など、人間側からの客観的なアプローチ方法(生体信号測定)を紹介する。

―(休憩15分)―
(14:55~16:55)実習
各実習項目では,検証方法・データの解釈・比較した結果・留意しておくポイントについても解説し,実習で学んでいただきます.
実習項目 試験方法  講師
 実習1.(物性) 通気性試験
中わたふき出し試験
【実験講師】
(一財)ボーケン品質評価機構
 実習2.(快適性) 接触冷感試験
保温性試験
 実習3.(生活) 繰り返し圧縮耐久性試験
反発性試験

(16:55~17:00)閉会の辞

注)本講習会はコロナ等の状況を踏まえ試験法実習を含めオンライン形式で運営しておりましたが,今回より試験機関にて体験型の実習形式(集合教育)で開催します.昨年までと実施形式が異なりますこと,あらかじめご承知おきください.

〔参加人数〕先着40名まで(同業他社の方は,ご参加をお断りする場合がございます)
〔参 加 費〕
 会 員(学校) 9,000円,会 員(企業・団体・官公庁) 13,000円,会 員(学生)3,000円
 非会員(学校)13,000円,非会員(企業・団体・官公庁) 17,000円,非会員(学生)3,300円
 ※会員は不課税,非会員は税込金額です.
〔申込方法〕 参加をご希望の方は,こちらの申込みフォームより必要事項を記入してお申し込みください. 
〔参加方法〕 会場の検査機関にて体験型の実習形式(集合教育・実習はグループ形式)で開催します.詳しい参加方法は,参加申し込みいただいた方にメールでご案内します.
〔申込・問合せ先〕
 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
   〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
   TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail  

2024年度研究談話会(東海支部)

[主  催]日本繊維製品消費科学会 東海支部
[日  時]2025年2月26日(水)16:00~17:30
[会  場]椙山女学園大学 生活科学部棟B107
[講  師]金城学院大学 伊藤海織氏
[演  題]「学生とともに取り組んだフェムケア・町おこし・アップサイクルのプロジェクトについて」
[参 加 費]500円(学生は無料)
[申込方法]こちらのGoogle Formからお申込みください。Formから申込できない場合には、「研究談話会」と明記し、氏名、所属(学生は学年も記入)、メールアドレスをご記入の上、下記までお申込ください。
[申込締切]2025年2月19日(水)
[問合せ先]〒464-8662 名古屋市千種区星が丘元町 17番3 号
   椙山女学園大学 井上尚子  E-mail   TEL: 052-781-1186 (代表)


第53回消費科学講座
「新たなアパレルパーツの可能性と商品知識」

 衣服や雑貨はテキスタイルだけでできているわけではありません.色々な副資材(アパレルパーツ)と共に縫い合わされたり,あるいは貼り合わされたりして,1つの製品が完成されます.アパレルにおいて,副資材の役割は大きく,ボタンの1つにしてもデザインの趣を変えたり,着用者の利便性を改善したりと製品価値の向上につながります.近年,アパレル産業は持続可能性やサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みが求められ,事業環境の変革がグローバルに進んでおり,アパレルパーツもこうした変化に対応することも迫られてくるでしょう.
 今回の講座では,こうした環境変化にも対応したアパレルパーツの新たな技術や新製品を紹介します.更に技術革新が進む中で発生し得るリスクに対するリスクヘッジについても,実務的な視点で解説いただき,役立つ新しい技術と情報をお届けいたします.

〔日  時〕2025年3月7日(金)10:40~16:00
〔会  場〕ド-ンセンタ-4階大会議室1,オンライン併用(Microsoft Teams使用)
     (〒540-0008 大阪市中央区大手町1-3-49)
      交通アクセス:京阪天満橋・地下鉄谷町線天満橋駅から東へ徒歩5分
〔内  容〕
10:40~10:50 開会の挨拶
1.事例紹介1 10:50~11:25
「RFIDタグの現状と将来の展望」
  ・・・テンタック株式会社 RFID事業本部 内野 圭祐
 RFIDタグの分野でアパレル業界に多くの導入実績があります.RFIDタグは,さまざまな業界に応用され,医療,化粧品,自動車,書籍など幅広い分野で利用されています.現状として,最新技術を活用し,用途に応じたRFIDタグの開発を進めています.RFIDによる作業の効率化や在庫管理の省力化を実現し,RFIDタグを取り付けることで,製品のトレーサビリティを確保しています.将来の展望として,社内効率的な生産体制と技術革新を進めています.また,生産設備開発により,安定した品質とコスト競争力を保ちながら,グローバル展開も視野に入れています.(※RF-ICタグとは,ICタグなど非接触の自動認識技術)

2. 事例紹介2 11:25~12:00
「細幅織物の可能性と事例の紹介」 
  ・・・井上リボン工業株式会社 代表取締役社長 井上 博之
 細幅織物や細幅編物は一般的にはリボンやテープと呼ばれており,ファッションの分野において従来は衣類の副資材として使用されていました.ですが,近年,ファッション分野への用途が頭打ちになっている背景のなか,衣類向けやラッピング向け用途に限らず,産業資材というジャンルの中で,さまざまな用途開発を行ってその使用領域を広めてきました.そうした具体的用途の紹介と共に,細幅ならではの繊維構造体の紹介をさせていただきます.

12:00~13:10(休憩)

3. 事例紹介3 13:10~13:45 
「アーネストン®を使用した伸縮性接着素材の紹介」
  ・・・クラレプラスチックス株式会社 牧野 温諮 
 アーネストン®は,ゴム弾性に優れるスチレン系熱可塑性エラストマーを主原料としたコンパウンド成形材料です.衣料分野では縫製によるモノづくりが長く行われてきましたが,昨今糸の凹凸による肌への不快感低減,縫い目の張り感低減,フィット感向上を狙った無縫製が広がっています.無縫製で使用する接着素材(テープ状,メッシュ状)として,耐黄変性,耐加水分解性に優れ,軽い力で良く伸び,繰り返し伸縮しても弛みにくいアーネストン®製の伸縮性接着素材を紹介させていただきます.

4.事例紹介4 13:45~14:35
「エアリーストリング」
  ・・・YKK株式会社 高橋 良彰・上野 勝徳・船越 千穂
 テープのないファスナーの開発と,エレメントを直接生地へ縫製できる専用ミシンの開発により,AiryString®は誕生しました.ファスナーと生地の一体感が生まれ,採用いただくお客様の製品に今までになかったデザインの可能性をご提案いたします.テープを排することで最終製品の軽量化に貢献し,生地に追従しやすく,柔軟性にも富んでいます.また,この機会に合わせてファスナーの基礎知識及び品質クレーム事例をご紹介させていただきます.

14:35~14:45(休憩)

5.事例紹介5 14:45~15:20
 「溶解糸を活用した新たな社会へ ~繊維製品のサーキュラーエコノミーの実現に向けて~」
  ・・・東和株式会社 佐藤 恵一
 衣類や布団の最終製品を焼却や埋立処分ではなく,再生する事はとても大切です.しかし,ジャケット,コート,ブルゾンなどの重衣料は,表地・裏地・袋地・芯地などさまざまな部材で構成されており,そのままでは再生できません.また,ボタンやファスナーも縫着されており,縫い糸を解かないと,それぞれのパーツに分解できません.すなわち,再生の要は「構成部材の容易な分解技術」です.弊社は製品をパーツに分解できる「溶ける縫い糸<AMELTIS>(アメルティス)」の開発に成功しました.当該技術を活用し,リサイクル過程の分別工程において供給が逼迫している「羽毛製品」から商品化して参ります.

6.事例紹介6 15:20~15:55
「近年の副資材に関する事故事例とそのリスクヘッジ」
  ・・・一般財団法人 ボーケン品質評価機構 大関 良雄
 副資材は衣類,雑貨における多くの製品に用いられ,その性能,種類も多岐に亘ります.また消費者ニーズの多様化,技術の進歩により新たな副資材も多く開発される中,副資材にまつわる事故,クレームも複雑,多様化しています.本講演では,副資材にまつわる事故事例をもとにその事故原因および改善,予防策についてご紹介します.

15:55-16:00 閉会の辞 

〔参 加 費〕会 員(学校)9,000円,会 員(企業・団体・官公庁) 13,000円,会員(学生)3,000円,
  非会員(学校)13,000円,非会員(企業・団体・官公庁)17,000円,非会員(学生)3,300円
  ※会員は不課税,非会員は税込金額です.
〔申込方法〕 参加をご希望の方は,こちらの申し込みフォームより必要事項を記入してお申込みください.
〔参加方法〕 ハイブリッド開催(Microsoft Teams)を予定しています.参加申し込み時に,会場参加か,オンライン参加かを選んでください.オンライン参加方法は,参加申し込みいただいた方にメールで後日ご案内します.
〔申込・問合せ先〕
 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
  〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
  TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail  


第69回 快適性・健康を考えるシンポジウム(予告)
-「情動 ~快・不快~と行動」-

 私たちの行動は情動によってコントロールされ、同時に行動が情動を変化させるという相互作用が存在します。「悲しいから泣くのか、それとも泣くから悲しいのか」という疑問に対して、どちらの脳内経路も存在することが現在明らかになっています。「快」と「不快」は行動を決定する非常に重要な要因です。一方、情動はコミュニケーションツールとしての側面もあります。表情は情動表現として言語にかかわらず世界共通であり、受け取る側の情動に影響を及ぼします。
衣服の着用行動は情動と深く関わり、心地よさ(温熱環境や動きやすさ)、見た目(視線の感じ方)などは、着衣行動を決める重要な要因であると考えられます。このシンポジウムでは快・不快が生じるメカニズム、実際にどのような状況で快・不快が生じるのか?またその測定法について学ぶことにより良い繊維製品の開発につなげることができるのではないかと思います。
 現在、第一線の研究者に講師をお願いすべく交渉中です。確定次第、ホームペー、学会誌に掲載させていただきますのでご期待下さい。

〔日 時〕2025年4月25日(金) 
〔会 場〕キャンパスプラザ京都 予定(京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路町939)
〔内 容〕
講演1.「情動の脳内メカニズム」
講演2.「情動の測定法」
講演3.「環境と情動」
講演4.「見た目と情動」など
総合討論 

〔参加費〕会 員(学校) 9,000円,会 員(企業・団体・官公庁) 13,000円,会 員(学生)3,000円
 非会員(学校) 13,000円,非会員(企業・団体・官公庁) 17,000円,非会員(学生)3,300円
     ※会員は不課税,非会員は税込金額です。
〔申し込み方法〕参加をご希望の方は,近日中にここに掲載する申込みフォームより必要事項を記入してお申込みください。
〔申込・問合せ先〕 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
  〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
  TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail  

直線上に配置

各行事の詳細は、学会事務局まで

 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
  〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
  TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail